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【イベントレポート】SMALL BUSINESS LABO ビジネスピッチ第4回 / サポート賞は長野・奈良枠で各1名

#JIRIN
2022.05.02
2022年4月16日(土)、奈良県奈良市・鹿猿狐ビルヂング3階「JIRIN」と長野県東御市・「問 tou」にて、株式会社中川政七商店・N.PARK PROJECT主催の、SMALL BUSINESS LABO ビジネスピッチ 第4回を開催しました。

SMALL BUSINESS LABO ビジネスピッチは、奈良や長野で起業したい方、新事業をスタートされたい方のアイデアをブラッシュアップいただける場。いいお店・いいサービスを地域に増やすことで、まちを元気にしていこうと取り組むN.PARK PROJECTでは、ビジネスのアイデアを磨いていただくため、3か月に一度ビジネスピッチを開催してきました。
※2022年度は6か月に1回の開催へと変更いたします

なお「N.PARK PROJECT サポート賞」に選ばれた方には、中川政七商店(奈良)やわざわざ(長野)による事業サポートを提供いたします。
第4回となる今回はN.PARK PROJECT NAGANOと共同で、両地域を中継して開催。各地域から2名ずつ登壇をいただき、計4名の方にビジネスアイデアをプレゼンテーションしていただきました。
奈良での発表の様子
長野での発表の様子

それぞれのビジネスアイデア紹介

【1】稲村 香菜さん(起業予定)「とうか(豆香)」@長野

「在来大豆の味わいを伝える豆腐で、毎日の食卓を豊かにしたい」と、在来大豆を使った豆腐や関連商品の製造、販売事業の構想を発表くださった稲村さん。食の大切さに気付いたご自身の経験を踏まえ、この事業に至った想いをお伝えいただきました。今後は店舗の展開も予定されています。
【2】辻村 正樹さん(KARAMA PROJECTS)「森のパレード」@奈良

2番手は、「木」に魅せられた辻村さん。普段は家業の工務店に勤務しつつ、ご自身で起ち上げたKARAMA PROJECTSでは森の関係人口を増やし、広義の意味で林業を再興する取り組みを進めておられます。

「木」が好きだからこそ、「木」を取り巻く社会課題を自らが提供できる価値で解決しようと考え、今回は木を使った洋服ブランドの展開について発表くださいました。
【3】谷口 絵美さん(株式会社ノイエ)「millplot(ミルプロット)」@長野

3人目の発表は谷口さん。既に着手しておられる、放置竹林を楽しく解決するプロジェクト「millplot」について発表いただきました。伐採した竹は粉砕機でパウダー化した後、乳酸発酵させて農業や家庭菜園で使える土壌改良材へ変え、販売されています。また竹を伐採した土地ではホップを栽培するなど、単純な整備にとどまらないアイデアを構想中とのことでした。
【4】加藤 慎也さん(合同会社mojicca)「筆談ストア」@奈良

最後に登壇された加藤さんは、聞こえを問わずフラットなコミュニケーションが出来る場としての「筆談カフェ」や、そこで生まれた文字の"会話"を商品化して販売する「筆談ストア」をご提案。福祉的側面とエンターテイメント的側面の両方を兼ね備えたアイデアの発表をいただきました。

N.PARK PROJECTサポート賞は谷口さん(長野)、加藤さん(奈良)さんに決定!

本ビジネスピッチは相対評価ではなく、審査基準に基づいた絶対評価。また受賞組数に制限はなく、内容によっては選出されない場合もあります。

なお審査基準は「志」と「事業性」の2つです。

①志:
事業への覚悟を感じるか。事業への愛情を感じるか。事業に社会性はあるか。

②事業性:
顧客のニーズがあるか。ビジネスモデルがあるか。差別化の戦略があるか。

その基準に照らし合わせた結果、今回は谷口さんと加藤さんの案を「N.PARK PROJECT サポート賞」に選ばせていただきました! おめでとうございます!
奈良の様子。中川に代わり、藤沢さんに賞状をお渡しいただきました!
なおN.PARK PROJECTサポート賞に選出されなかったからといって、N.PARK PROJECTから支援を何もしないというわけではありません。他の2名の案についても、人のご紹介やアイデアの壁打ちなどを通じ、適宜フォローをさせていただきます。

全体講評

今回で4回目を迎えたビジネスピッチ。今回は長野県との中継開催ということで、長野側の会場では藤原印刷・藤原さんと、中川政七商店 会長の中川政七の2名が講評者を務めました。奈良側はこれまでの3回と同じく、坂本さんと藤沢さんにご協力いただいています。

最後に講評者の皆さまよりいただいた講評をご紹介します。

藤沢久美さん(※奈良の方に向けた講評):

すごく大きな社会の課題をしっかりと提示してくださったと思います。仲間を増やしていただくのが次の一歩ですね。色んな人にこの事業のアイデアを話して、そこから返ってくるフィードバックを活かしながら事業を発展させていただければ、すごく面白いものが生まれるんじゃないかなと思いました。今日はお疲れさまでした!
坂本大祐さん(※奈良の方に向けた講評):

僕も藤沢さんと同じく、大きな課題に足をかけていらっしゃるなと思いました。そのうえでどうしたらそれが面白くなるだろう、皆に関わってもらえるだろう、と考えての事業の提案だったと思います。

僕は奈良県東吉野村に住んでいて、過疎や林業といった問題に向き合いながら、自分たちの暮らしが面白くなるようにと、自分たちなりに事業やデザインを使って色々活動しています。そんな身としては、新たな仲間が生まれたのかなという、そんな嬉しい印象です。

サポート賞に選ばれるかどうかは関係なく、N.PARK PROJECTはこれからも続いていくので、仲間として自分ができることがあれば、いつでもお声がけいただいたらアドバイスなり伴走なりできることがあると思います。そうやって一緒に奈良を元気にしていく活動ができたらなと。今日はありがとうございました!
藤原隆充さん(※長野の方に向けた講評):

長野のお2人はどちらも自分ごとから発しているビジネスだったのが特徴的で、周囲に言われたとかビジネスチャンスがあるとかではなく、自分から生まれた想いなのが素晴らしいなと思いました。

このビジネスピッチは志と事業性という2つの観点を賞の指標に置いていますが、志では優劣はつけられなくて、事業性という観点で広がりがありそうな事業を選ばせてもらい、今回の結果となっています。

ただ繰り返しますがどっちが良い悪いではなく、(本日不在の)わざわざの平田さんから「長野はみんな同じ仲間だと思っています。賞は関係なく2人とも応援したいので一緒に頑張りましょう」という言葉を預かっていて、僕も同じ思いです。

N.PARK PROJECTに参加いただくと仲間が増える、という環境をつくっていくのがこの事業の一番大切なところだと思っているので、これからも一緒に頑張っていきましょう!
中川政七(※全体講評):

皆さんの発表を素晴らしいなと思いつつ、そして長野でもこういう場を持てたというのが感慨深いですね。

他の講評者の皆さんもおっしゃっている通り、この場で優劣をつけて終わりではなく、これがスタートです。今日発表いただいたアイデアに対して、参加されている色んな方からフィードバックをもらいつつ、より良くしていってください。僕らもかかわった以上は常に気にしながらやっていて、一緒に悩んだり笑ったりしたいなと。共犯者的な感じで皆で温かく見守っていけたらと思います。皆さん、本当にお疲れさまでした。ありがとうございました!
皆さん、お疲れさまでした!
なお、次回のビジネスピッチは2022年の10月頃に開催予定です。日程が決まりましたらまた登壇者募集の告知をいたしますので、事業案の発表をご検討中の方はぜひ磨き込んでご参加ください!

皆さんのアイデアの種がよりよく育っていくよう、N.PARK PROJECT一同全力でご支援しますので、奈良や長野の地を楽しくするアイデアをお待ちしています!
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