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【イベントレポート】SMALL BUSINESS LABO ビジネスピッチ第5回 / サポート賞は長野の「24koujiya」

#JIRIN#オンライン#パートナー
2022.11.11
2022年10月30日(日)、奈良県奈良市・鹿猿狐ビルヂング3階「JIRIN」と長野県東御市・「問 tou」にて、N.PARK PROJECT主催のSMALL BUSINESS LABO ビジネスピッチ 第5回を開催しました。

SMALL BUSINESS LABO ビジネスピッチは、奈良や長野で起業したい方、新事業をスタートされたい方のアイデアをブラッシュアップいただける場。奈良の中川政七商店が主催し、長野のわざわざと共同で、いいお店・いいサービスを地域に増やすことで街を元気にしたいと運営しています。

なお「N.PARK PROJECT サポート賞」に選ばれた方には、中川政七商店やわざわざによる事業サポートを提供しています。

第3回までは奈良の地だけで開催してきましたが、第4回以降は長野のわざわざがN.PARK PROJECTに合流(https://n-park-project.jp/topics/news/2786)したことから、奈良・長野の二地域で実施。両地域を中継して開催し、各地域から登壇・講評いただいています。

今回は各2名が登壇され、計4名の方がビジネスアイデアをプレゼンテーションされました。
奈良での発表の様子

それぞれのビジネスアイデア紹介

【1】丸山寛子さん(株式会社Delicious Revolution)「KASANE」@奈良

料理を事業の中心に、食卓をコンセプトにしたシェアハウスの運営や、食材のストーリーを伝える料理研究家として活動をしてきた丸山さん。特に果物に思い入れがあり、全国の果物農家を訪問しその果物を使った商品の開発にも励まれています。そんな丸山さんに発表いただいたのは、果実の魅力を引き出すオリジナルブランド「KASANE」。果物を使った加工品を作ったり料理教室を開催したりを通じて、果物の可能性を引き出し、作り手や地域全体に焦点をあてる事業の在り方をお話しいただきました。
【2】西澤真澄さん(有限会社西麹屋本舗)「24koujiya」@長野

長野市でおよそ150年続く麹屋へ6代目の妻として入り、3年前に新たなブランド「24koujiya」を起ち上げられた西澤さん。製造卸を中心とする家業とは異なり、24koujiyaでは製造小売りをメインに麹の魅力を伝える事業に挑戦されています。身体によく料理の時短も叶い、何より美味しい麹をもっと多くの方に知ってほしいと、「麹を暮らしに、人生を豊かに。」をビジョンに設定。麹を使った商品の企画販売に始まり、体験・学びの他、仲間づくりを提供できるようなアイデアを発表いただきました。
【3】安部啓彰さん(起業予定)「BowUp」※再登壇枠@奈良

3番目に登壇いただいた安部さんは、N.PARK PROJECT ビジネスピッチで初めてとなる再登壇としての参加。前回は「愛犬と愛犬家の社会的地位を高めたい」という想いを軸にペット用のアパレルブランドやドッグランを作りたいとお話しいただきました。その後、登壇の際に受けた講評などからさらに想いや事業を掘り下げ、今回はその進化系として「BowUp」というプロジェクトを発表。「ペットを好きな人もそうでない人も幸せな世の中に」をビジョンに据え、全国のドッグランを巡り開催する飼い主への啓もう活動の他、ペットと訪れやすい店舗のコンサルティング事業なども検討しながら実現を目指されています。
【4】谷口 絵美さん(株式会社ノイエ)「地域がつながる薬草園 saku lab」@長野
同じく再登壇の谷口さん。前回は「森と人をすこやかにする」というビジョンのもと、荒れた放置竹林を伐採して同地でホップを栽培、また伐採した竹は役立つ製品へと加工してマイクロビジネス化するアイデアをお話しいただきました。今回は上記ビジョンの達成のために、新たなバリューとして検討中の「植物の仕事を100個つくる」を発表。公営の薬草園を拠点に、植物スモールビジネスの研究所として新たなビジネスを作る人を増やしたいとお話しいただきました。

N.PARK PROJECTサポート賞は24koujiyaの西澤さんに決定!

本ビジネスピッチは相対評価ではなく、審査基準に基づいた絶対評価。また受賞組数に制限はなく、その回の内容によっては1組も選出されない場合もあります。

なお審査基準は「志」と「事業性」の2つです。

①志:
事業への覚悟を感じるか。事業への愛情を感じるか。事業に社会性はあるか。

②事業性:
顧客のニーズがあるか。ビジネスモデルがあるか。差別化の戦略があるか。

その基準に照らし合わせた結果、今回は長野で発表いただいた24koujiya・西澤さんの案を「N.PARK PROJECT サポート賞」に選ばせていただきました! おめでとうございます!

なおN.PARK PROJECTサポート賞に選出されなかったからといって、何も支援をしないというわけではありません。本取り組みは優秀なアイデアにスポットをあてるというよりも、発表者皆さまの案がより良くなるための歩み方を考える場。他の皆さまの案についても、人のご紹介やアイデアの壁打ちなどを通じ、適宜フォローをさせていただきます。

全体講評

最後に講評者の皆さまよりいただいた全体講評をご紹介します。

平田はる香さん:

皆さんの熱意のあるピッチを聞き、こういった方々がそれぞれの地域にいて、自分たちがサポートさせていただくことになれば本当に嬉しいなと思いました。まずはお近くで活動をされているサポート賞の西澤さんの夢を、力いっぱい応援できればと思っています。今日はありがとうございました!

藤原隆充さん:

僕自身の事業もそうでしたが、想像できる未来って実は想像できなくて、やると見えてくる世界が本当にたくさんあります。なのでビジョンはしっかり定めつつ、今日のようなピッチでプレゼンをしたり、今日気付いたことを明日やってみたりを繰り返し続けてほしいです。そうすることが、数年後に想像とは全然違う世界にいる、ということに繋がっていくと思います。だから再登壇にも意味がありますし、興味はありつつまだ登壇されていない方はまた次、こういった機会にチャレンジしてくれると嬉しいなと思いました。ありがとうございました!
長野の講評者2人
坂本大祐さん:

このビジネスピッチ自体はビジネスの優劣を決めるというより、伸びしろを見る機会だと思って毎回臨んでいます。今回は我々がサポートすることで一番伸びしろがありそうな方として西澤さんを選びましたが、それぞれのビジネスの「いい」「悪い」を決めているわけではないことはご留意ください。ご登壇された皆さんは今日得た気付きを経て、やろうとしていることについて変更する部分は変更し、ぜひ進めていっていただけたらと思います。地域のなかで何かを始めること自体に何より意味があるので、この場がその一助になれていれば嬉しいですね。ありがとうございました!

藤沢久美さん:

「好きすぎるほど好きなことがある」のが皆さんから伝わってきて、本当に幸せなことだなと思いました。ただ、今の「好きでたまらない、だから動く」だけではなく、そこに太く持続性を持たせると考えたときに、必要なのは「好き」を「志」にどのくらい昇華できるかです。志には自分が成し遂げられなくても、次の誰かが成し遂げるための土台をつくるという覚悟が必要で、そのためには仲間や、お金が回ることが大切になります。この場が「自分の好きは志になっているだろうか?」と考える機会になっていればいいと思いますし、私自身も改めて自分の志について考える機会をいただきました。ありがとうございました!

中川政七:

毎回思うことですが、「この場に出て喋る」ということが既に事業を実行することの一歩になっているんですよね。ビジネスも何でもそうですけど、やらなければ失敗も成功もないけど、やらないと成功もないんです。その「やる」っていうのが何より大切で、やり続ければ失敗は成功に変わっていきます。今日登壇していただいた皆さんは、そうやって前に進むことを癖にしていってください。ビジョンを実現していく一つのプロセスにN.PARK PROJECTがなれていれば嬉しいと思います。僕らにできることがあれば何らかお手伝いしていくので、引き続き応援しています。本当にありがとうございました!
奈良の講評者2人(坂本さんはリモート参加のため会場不在)
なお、次回のビジネスピッチは2023年春に開催予定です。日程が決まり次第、登壇者募集の告知をいたしますので、事業案の発表をご検討中の方はぜひ磨き込んでご参加ください!

皆さんのアイデアの種がよりよく育っていくよう、N.PARK PROJECT一同全力でご支援しますので、奈良・長野の地を楽しくするアイデアをお待ちしています!
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