奈良食材を使ったジェラート屋「TENKARA GELATO」、天川村にオープン

2023年8月中旬、奈良県天川村にジェラート屋「TENKARA GELATO（テンカラジェラート）」がオープンします。

店舗を起ち上げるのは、奈良県天川村出身で、寿司職人の畠中亜弥子さん。メニュー開発は夫でフレンチシェフの砂山利治さんが担当します。お店では地元の食材やスパイスを組み合わせた、フレンチシェフならではのアイデアとセンスが光るジェラートを販売予定。天川村の新たな憩いの場に期待が集まります。

「天からの恵みをいただく」という意味を込めて名づけられた「TENKARA GELATO」。開業の地として天川村を選んだのは、減少の一途をたどる人口や、失われていく文化を目の当たりにし、「このままでは何もかも無くなってしまう」という焦りを感じたことがきっかけだそう。

そこで、食を通じて天川村で雇用を生み、若い世代の移住者を増やすことで、活気を取り戻していきたいと考え、この地での開業に取り掛かりました。

寿司職人とフレンチシェフの夫婦がジェラートをお店の題材に選んだのは、食品ロスを減らしたいという思いから。果実を冷凍することでロスを減らし、農作物の形に関係なく使用することで、材料を無駄にしない在り方を目指します。

今後は天川村に訪れる“目的”となるような流れを生めるよう、宿泊施設も兼ねたレストラン、オーベルジュの開業も目指していくそう。そんな、夢の第一歩となるジェラート屋オープンに向けた、クラウドファンディングでの寄付は8月14日(月)まで募られています。

▼「TENKARA GELATO」クラウドファンディング詳細はこちら
https://readyfor.jp/projects/tenkaragelato

かつて林業が盛んだった天川村には、今もたくさんの人工林があります。お店では、その間伐材を薪として使用し、ミルクに燻製のような風味付けをした薪ミルクジェラートの他、奈良県・紀伊山地の食材や、山で採れる木の実やハーブを組み合わせて作る、季節ごとのジェラートを販売予定。食材は環境や地域に向き合う生産者から仕入れたものを主に使用し、ゆくゆくは自分たちの畑や果樹園で生産した農産物を使ったメニュー開発も視野に入れているといいます。

この地ならではのフレーバーを存分に味わえる、天川村の新たなスポット。避暑を兼ねた夏のおでかけ先として、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか？

住所：奈良県天川村沢谷2-1
営業時間：10:00~17:00（※営業日については公式SNSをご確認ください）
公式サイト：Instagram/Facebook