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【イベントレポート】SMALL BUSINESS LABO ビジネスピッチ第2回 / N.PARK PROJECTサポート賞には2組が選出

#JIRIN
2021.10.28
2021年10月23日(土)、鹿猿狐ビルヂング3階「JIRIN」にて、株式会社中川政七商店・N.PARK PROJECT主催の、SMALL BUSINESS LABO ビジネスピッチ 第2回を開催しました。

SMALL BUSINESS LABO ビジネスピッチは、奈良で起業したい方、新事業をスタートされたい方のアイデアをブラッシュアップいただける場。いいお店・いいサービスを奈良の地に増やすことで、奈良を元気にしていこうと取り組むN.PARK PROJECTでは、ビジネスのアイデアを磨いていただくため、3か月に一度ビジネスピッチを開催しています。

なお「N.PARK PROJECT サポート賞」に選ばれた方には、中川政七商店による事業サポートを提供いたします。
参考:類似イベントや事業者との違い(違いがわかりやすいよう、各内容は簡略化して記載しております。イベントによって上記と異なる場合もありますがご容赦ください)
第2回となる今回は10組の応募者のなかから4組の登壇者を選出。4組には当日、ビジネスアイデアをプレゼンテーションしていただきました。
今回のは登壇者の皆さま

それぞれのビジネスアイデア紹介

【1】上田 恭平さん(TATERUNARA株式会社)「TATERUNARA」

今回のトップバッターはTATERUNARA株式会社の上田 恭平さん。兵庫県神戸市で育ち、大学を卒業して工務店に入社した上田さんは、その後独立して奈良で工務店を起業。前職時代に感じた工務店の可能性や、不足感を今回のアイデアに落とし込み、日常的に使われる、遊びに行けるモデルハウス事業を提案いただきました。
【2】宇佐美 夏菜さん(起業予定)「奈良フォルケ」

続いての発表は、現在東京で人材系の企業に勤める宇佐美さん。「教育革命でWell-beingな生き方を実践する社会を作る」をビジョンに、大人が学べる学校「フォルケホイスコーレ」を奈良に創りたいと提案いただきました。

フォルケホイスコーレはデンマーク発祥の民主主義の学校。ご自身が通われ多くの学びを得た経験からのアイデアでした。
【3】中岡 崇さん(株式会社はたご)「わたし農園〜ひと坪から始める気軽な農園〜」


3人目に登場されたのは、株式会社はたごをご自身で起業された中岡さんです。現在は飲食店を経営されていますが、今回は別ビジネスとして、社会福祉事業のアイデアを発表。月額制で生活者や企業が農園を借りられるサービスを起案いただきました。

このサービスでは、利用者が農地へ行けない時の農地の耕作や管理は、障がいを持つ方々中心に担います。これにより、障がい者の方にやりがいを持って働いてもらえる環境を提供でき、また社会課題でもある休耕地の復活にもつながるというものでした。
【4】南 宗亜さん(UtoGo Academy)「UtoGo Academy」

ラストに発表されたのは、JIRINでアルバイトとして勤務されている南さん。観光事業を学ぶためイギリスの大学院へ留学中でしたが、新型コロナウイルスの猛威を受け、日本に一時帰国。その期間中、JIRINでアルバイトをいただいています。

南さんから登場したのは「奈良県に住む方は、東京や他の関西圏の地域と比べ、海外留学との心理的距離が遠い」という課題意識に端を発したアイデア。奈良に住む方と海外との距離を近づけ、海外と関わる経験格差をなくせるようなアウトバンド事業とインバウンド事業を検討されており、直近では留学支援サービスを提供しておられます。
どの方のアイデアにも志と社会性があり、磨き込みレベルも高かった今回。講評者3名も「どうすれば、このアイデアがもっと良くなるか?」と真剣に考え、フィードバックをさせていただきました。

「日常的に主婦の方や子どもが集う場にしたいのであれば、GMSやカフェと比較した際に、ここを選ぶ理由をちゃんと考えたほうがいいですね。価格が安いだけでは使ってくれないので、そこをもっと突き詰めてみてください」(中川政七より:上田さんのアイデアへのFB)

「奈良の人たちが語学をやりたくなる、留学したくなるようなフックが見えないです。地方に住む人たちが『海外と関わりたい』とは思えていないのが現実なので、そこをどうするかもっと考えてみてほしいです」(藤沢久美さんより:南さんのアイデアへのFB)

優秀賞は2組・中岡崇さんと南宗亜さんに決定!

本ビジネスピッチは相対評価ではなく、審査基準に基づいた絶対評価をいたします。また受賞組数に制限はなく、内容によっては選出されない場合もあります。

なお、審査基準は「志」と「事業性」の2つです。

①志:
事業への覚悟を感じるか。事業への愛情を感じるか。事業に社会性はあるか。

②事業性:
顧客のニーズがあるか。ビジネスモデルがあるか。差別化の戦略があるか。

どなたも選出されない可能性もあるなか、なんと今回は中岡さんと南さんの発表案の2つが「N.PARK PROJECT サポート賞」に選ばれました! おめでとうございます!

全体講評

イベントの最後には、講評者3名から全体講評としてそれぞれコメントをいただきました。簡単に内容を紹介します。
中川政七
皆さんお疲れさまでした! 皆さんの熱い想いがビジネスに向かっている様子が感じられて、こういう話を聞かせてもらうと自分も「頑張ろう」と思います。

入賞された2組のビジネスはかなり角度が高く、我々がお手伝いというほどでもないかもしれないのですが、少しでも上手くいく確立を上げることができるようにと思います。

また先ほど裏で審査をしているときに、「今回の1つひとつのビジネスが全部一緒になればいいのにね」という話を講評者間でしていました。

この場を共有できたことで、みんなで応援する気持ちになって、全部の力が合わさって奈良の街が少し変わる。そんな風になればいいなと。僕らも同じ事業者として一緒に頑張っていけたらと思います!
藤沢久美さん
今日のお話を聞いていて、これが全部動いたら奈良が変わるというか、世界の未来において奈良が重要な役割を果たすことになるなと、とても感じました。

中川さんもおっしゃっていましたが、私もプレゼンを聞きながら、それぞれのビジネスが協力し合えればいいのにって思ってました。

そういう意味ではこのN.PARK PROJECTの場所が、それぞれの事業が面になっていくきっかっけとして、皆さんの心の中に置いていただけたらなと。自分の事業をやるだけじゃなくて、結果、みんなの事業をつくっていくんだとも考えていただけたら嬉しいなと思います。

本当に今日は希望をもらえました。ありがとうございます!
坂本大祐さん
自分も皆さんのプレゼンテーションの繋がりを感じました。「何でなのかな?」と考えたら、それぞれ4組が何らかの社会性を事業に織り込まれていたからだと思います。そんなことは、少し前の時代には考えられなかったと思っていて。

その部分が呼応しあうのは非常に希望があるなと思いますし、我々もそういう事業をきっちりやっていかないといけないという気持ちにもなりました。

こんな風に3か月に1回、皆さんの熱い想いと新しい可能性を含んだ事業の内容をプレゼンテーションいただくことに、自分も非常にわくわくしました。賞に選ばれたのは2組ですが、2組以外も、できる限り皆さんをサポートしていきたいと思っています。皆さん、本当にお疲れさまでした!
改めて、登壇者の皆さま本当にお疲れさまでした!
最後に、登壇者4組(代表者以外の方も含む)と講評者3名で。登壇者の皆さま、お疲れさまでした!
次回のビジネスピッチは2022年1月15日(土)の開催。登壇を希望される方は2021年12月13日(月)までに以下までアイデアをエントリーください。

<エントリーフォーム>
https://forms.gle/AkNh3cCfq696DfcK9

▼第3回ビジネスピッチの詳細はこちら
https://n-park-project.jp/topics/event/2439

皆さんのアイデアの種がよりよく育っていくよう、N.PARK PROJECT一同全力でご支援しますので、奈良の地を楽しくするアイデアお待ちしています!
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