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【イベントレポート】SMALL BUSINESS LABO ビジネスピッチ第3回 / サポート賞はペット事業起案の安部 啓彰さん

#JIRIN#オンライン#パートナー
2022.01.27
2022年1月15日(土)、鹿猿狐ビルヂング3階「JIRIN」にて、株式会社中川政七商店・N.PARK PROJECT主催の、SMALL BUSINESS LABO ビジネスピッチ 第3回を開催しました。

SMALL BUSINESS LABO ビジネスピッチは、奈良で起業したい方、新事業をスタートされたい方のアイデアをブラッシュアップいただける場。いいお店・いいサービスを奈良の地に増やすことで、奈良を元気にしていこうと取り組むN.PARK PROJECTでは、ビジネスのアイデアを磨いていただくため、3か月に一度ビジネスピッチを開催しています。

なお「N.PARK PROJECT サポート賞」に選ばれた方には、中川政七商店による事業サポートを提供いたします。
参考:類似イベントや事業者との違い(違いがわかりやすいよう、各内容は簡略化して記載しております。イベントによって上記と異なる場合もありますがご容赦ください)
第3回となる今回は3組の登壇者を選出し、当日ビジネスアイデアをプレゼンテーションしていただきました。

それぞれのビジネスアイデア紹介

【1】松本敢大さん(奈良先端科学技術大学院大学)「NARAいごと(大和郡山の長屋リノベーション×プログラミング支援)」

現在、奈良先端科学技術大学院大学の起業部で代表を勤める松本さん。今回は同部のチームメイトたちと参加いただき、大和郡山市の空き家になっている長屋を活用したプログラミング教育の事業と、地域の事業者をシステム面からサポートする、地域に根ざしたSIer事業の2つについてアイデアを発表いただきました。
【2】安部 啓彰さん(起業予定)「ペットアパレル事業」

2番手は、平日は健康食品系の企業でマーケッターをしながら、休日はペットショップで働いているという、無類のペット好きの安部さんです。当初は「ドッグカフェ・ラン事業」でのエントリーでしたが、当日発表いただいたのは、その手前にあるペットアパレルの事業でした。

ペットと暮らす人が一定人口いるなかで、まだまだ心構えやマナーがなっていないと訴えた安部さん。その啓蒙をしていくことに強い想いを持たれています。将来的にはドッグカフェやドッグランを開くことを想定されていますが、まずはペットアパレルのショップを開くことで、ペットと暮らす人へその想いを伝える入口にするという起案内容でした。
【3】小竹ひとみさん(ゆずりデザイン)「ゆずり yuzuri-bag」

最後はバッグブランド「ゆずり yuzuri-bag」を起ち上げられた小竹さん。ご自身の肩や首のコリの経験や、周りの女性から身体の不調について聞いたことから、女性が楽に、心地よく暮らすためのバッグをブランドを開発中です。当日は実際につくられているバッグをお持ちいただき、実物とともに進行中のブランドアイデアを発表いただきました。
今回もそれぞれが持つ課題感から生まれたアイデアが出そろい、プレゼンテーションを聞く講評者のまなざしも真剣そのもの。発表後には、各案へのフィードバックや今後への期待が話されました。

N.PARK PROJECTサポート賞は安部 啓彰さんに決定!

本ビジネスピッチは相対評価ではなく、審査基準に基づいた絶対評価。また受賞組数に制限はなく、内容によっては選出されない場合もあります。

なお審査基準は「志」と「事業性」の2つです。

①志:
事業への覚悟を感じるか。事業への愛情を感じるか。事業に社会性はあるか。

②事業性:
顧客のニーズがあるか。ビジネスモデルがあるか。差別化の戦略があるか。

その基準に照らし合わせた結果、今回は安部さんの案を「N.PARK PROJECT サポート賞」に選ばせていただきました! おめでとうございます!
なおN.PARK PROJECTサポート賞に選出されなかったからといって、N.PARK PROJECTから支援を何もしないというわけではありません。他の2人の案についても、人の紹介やアイデアの壁打ちなどを通じ、適宜フォローをさせていただきます。

全3回を終えてみての講評

今回で3回目となるビジネスピッチ。毎回ご協力いただいている坂本さん、藤沢さんの2人と中川政七商店会長の中川の講評者3人より、全3回を終えてみての感想や、今後期待することについてもお話しいただきました。

坂本大祐さん:

このビジネスピッチは奈良のなかでは珍しい試みですが、奈良にとって本当に必要なものだと思ってます。全3回のビジネスピッチを終えて「奈良でこれから何かを始めたい方がこんなにいるんだ」っていうのが正直な感想で、かつ皆さんのプロジェクト自体の完成度も低くない。むしろ高くて、毎回我々も選考に悩んでいます。自分自身も関わらせてもらい、名誉ある嬉しい仕事だなと思います。

今後はピッチの場だけではなく、こういった案が奈良に実装されていくのが重要です。そのための基盤がピッチを通してこの先どんどん生まれていくなら、こんなに良いことはないですね。

このピッチは、もちろん中川政七商店さんが主催者として開催しているのですが、広く見ると奈良のこと。会場やオンラインで見ていただいている方たちの協力無くては、進んでいきません。なので起案をいただくのも大切ですが、見ている方たちも何らかの形で応援していただけることで、初めて奈良が良くなっていくと思いますし、そのリレーションづくりが何らかの形でできないかなと個人的には考えています。

今年はJIRINだけじゃなくて、奈良のいろんなフィールドで、出張版のピッチなどもできないかなと思ってます。ありがとうございました!
藤沢久美さん:

私は奈良出身で今は東京に住んでいるのですが、帰ってくるたびに奈良の可能性ってすごくあるなと思うんですね。

でもこれまでは行政の方としかほとんどお会いしないから、人があんまり見えてなかったんです。ところがこうやってN.PARK PROJECTに関わり始めてから、ものすごい人たちが、奈良にいっぱいいるんだって感動しているわけです。

それを坂本さんとか中川さんとか、奈良以外の人もお金を払って仕事をお願いしたい人たちにアドバイスしてもらえるなんて、価値の高いことだなと。改めて、このプロジェクトに関われて嬉しいです。

前回この場で発表された奈良フォルケの方たちのお話には、私たちも感動して、実は先週、奈良フォルケの方たちと東吉野でワークショップも開催しました。彼女たちは賞こそとっていないけど、そういう形で関わることもあるんですよね。

賞を取ったからサポートするとかじゃなくて、やりたいことがあるんだったらどんどん動けばいいし、声をかけてくれれば私たちも動きます。実際、奈良フォルケの話をいろんな所でしているんですけど、大きな企業から紹介してほしいと声がかかったりとか、すごく広がっていくんですよね。事業の話ってここで終わる場ではないので、我々をとことん使いつくしてほしいと思います。

また事業案の発表はしていないけど、見ている方が発表された案に共感することがあれば、関わりたいと手を挙げてもいいと思います。皆さん、ありがとうございました!
中川政七:

2人の話にもあったように、発表してくださった方の事業を寄ってたかって世に届けるお手伝いをしたいと思ってやっているので、(今回の)安部さんには申し訳ないですけど、賞をとるかどうかは別にどっちでもいい話なんです(笑)。

僕らは「もっとこうしたら良くなるんじゃないか」と思いながら聞いているので、想いもあるし理解もできるし、うっすら責任も持つんですね。なので本当にいいように使ってもらえればいいなと思います。

このピッチをスタートするとき、正直誰も手が挙がらないんじゃないか、サクラを用意しなければいけない、みたいな話もしてたんですけど(笑)、蓋を開けてみれば毎回多数の申込をいただいています。

そういう意味では3回上手くやってこれたなというのが、ここまでの印象です。

ただ、ピッチの目的はここで発表されたプランが世の中に出て、世の中のためになっていくことなので、そういった意味ではまだ成果はゼロです。

とはいえ1回目、2回目で賞を取られた方々のサポートについてはもちろん進んでいます。ビジョンの言語化やそれを実現するビジネスモデルを一緒に考えさせてもらい、すでにそれが完了しました。実際の形になっていくのはもう少し時間がかかりますが、良い仕上がりになっていくと思います。

このピッチだけじゃなくて、N.PARK PROJECTではセミナーや講座もいろいろと実施していきますので、このプロジェクトを使い倒していただいて、いい事業をどんどんつくっていただけたらこれ以上ない喜びです。引き続き皆さんよろしくお願いします。
なお、次回のビジネスピッチは2022年4月16日(土)に開催します。登壇を希望される方は2022年3月4日(金)までに以下までアイデアをエントリーください。

<エントリーフォーム>
https://forms.gle/AkNh3cCfq696DfcK9

▼第4回ビジネスピッチの詳細はこちら
https://n-park-project.jp/topics/event/2745


皆さんのアイデアの種がよりよく育っていくよう、N.PARK PROJECT一同全力でご支援しますので、奈良の地を楽しくするアイデアをお待ちしています!
最後に、登壇者3名と講評者3名で。登壇者の皆さま、お疲れさまでした!
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