Seminar
【講座レポート】「経営とブランディング講座 各論 VISION編」@奈良を開催しました
#JIRIN
2021.08.17
2021年6月2日(水)、23日(水)、7月14日(水)の3回にわたり、「経営とブランディング講座 各論」のVISION(ビジョン)編をJIRINにて開催しました。
お集まりいただいた受講生は15名(満席)。奈良県内の経営者の他、県外からのご参加も多数ありました。
お集まりいただいた受講生は15名(満席)。奈良県内の経営者の他、県外からのご参加も多数ありました。
「経営とブランディング講座 各論 VISION編」について
中川政七商店では、2016年の新潟県三条市との取り組みから始まり、2021年現在までに全国8地域・12講座で、経営に必要な要素を総合的に学ぶ「経営とブランディング講座」を開講しています。
そして、同講座の新たなコンテンツとして誕生したのが今回の「各論」です。この各論講座は経営の状況やご自身の課題意識に合わせ、各分野をそれぞれ掘り下げ、実践知を学ぶことを目的にしたもので、その中でもまずは「ビジョン」をテーマとした講座から実施することといたしました。
当社は2007年に「日本の工芸を元気にする!」というビジョンを掲げて以来、工芸をベースにした生活雑貨の製造販売はもちろん、経営コンサルティングや展示会「大日本市」の開催など、ビジョン達成に向かうため、独自の事業に愚直に取り組んできました。
そしてありがたいことに、今では「ビジョンファースト経営」「パーパス型経営」の日本における代表事例として、様々な場で評価をいただいております。
今回の各論講座「VISION編」には、中川政七商店 代表取締役会長・中川政七が、ビジョンを掲げて事業に接続し、様々な戦略に落とし込んできたノウハウを詰め込んでいます。
そして、同講座の新たなコンテンツとして誕生したのが今回の「各論」です。この各論講座は経営の状況やご自身の課題意識に合わせ、各分野をそれぞれ掘り下げ、実践知を学ぶことを目的にしたもので、その中でもまずは「ビジョン」をテーマとした講座から実施することといたしました。
当社は2007年に「日本の工芸を元気にする!」というビジョンを掲げて以来、工芸をベースにした生活雑貨の製造販売はもちろん、経営コンサルティングや展示会「大日本市」の開催など、ビジョン達成に向かうため、独自の事業に愚直に取り組んできました。
そしてありがたいことに、今では「ビジョンファースト経営」「パーパス型経営」の日本における代表事例として、様々な場で評価をいただいております。
今回の各論講座「VISION編」には、中川政七商店 代表取締役会長・中川政七が、ビジョンを掲げて事業に接続し、様々な戦略に落とし込んできたノウハウを詰め込んでいます。
講座の様子を紹介
全3回のプログラムは以下の通り。いずれの回も徹底的にビジョンだけについて学び、考える内容です。
第1回:ビジョンの重要性、ビジョンの定め方(前半)
第2回:ビジョンの定め方(後半)
第3回:ビジョンを戦略に展開する、組織に浸透させる
第1回:ビジョンの重要性、ビジョンの定め方(前半)
第2回:ビジョンの定め方(後半)
第3回:ビジョンを戦略に展開する、組織に浸透させる
第1回目ではビジョンがなぜ経営にとって大事なのか、詳しく解説。中川政七商店の事例も踏まえ、ビジョンがあることで経営にどう影響するのか、講師の中川政七よりお話をしました。
その後、ビジョンの定め方を詳しくご紹介し、実際に自社の事例でビジョンをつくってみることを宿題とし、1回目は終了です。
続く第2回目では、ビジョンの定め方について追加の解説をした後、皆さんがつくってきた仮のビジョンを中川政七が壁打ち相手になり、ひたすら掘り下げていきました。
中川政七商店では普段の経営コンサルティングでも経営者と壁打ちしながら、なりたい姿や目指すべきビジョンをシャープにしていきますが、第2回目はまさにそれと同様のアプローチをご用意した回です。
そして最終回となる第3回目では、ビジョンを事業に展開し、組織に浸透させるための方法を検討しました。
続く第2回目では、ビジョンの定め方について追加の解説をした後、皆さんがつくってきた仮のビジョンを中川政七が壁打ち相手になり、ひたすら掘り下げていきました。
中川政七商店では普段の経営コンサルティングでも経営者と壁打ちしながら、なりたい姿や目指すべきビジョンをシャープにしていきますが、第2回目はまさにそれと同様のアプローチをご用意した回です。
そして最終回となる第3回目では、ビジョンを事業に展開し、組織に浸透させるための方法を検討しました。
ビジョンと事業の接続のさせ方や、具体の事業に展開する際の注意点などを中川より解説した後、これまでの回で設定したビジョンを事業へどう展開するか、皆さんに考えていただきます。
また、組織にビジョンを浸透させる方法についても、中川政七商店での具体事例を踏まえてご紹介し、自社の例にあてはめて考える時間をご用意しました。
以上で全3回の講座が終了。参加者の皆さんからは以下のようなご感想を頂戴しました。
参加者のコメント
「体系的にビジョンを学ぶことができたのがよかった」
「他者のビジョンや壁打ちの様子を伺い知れる機会となった。また、それを自分ごとに転用できるケースがあるので非常に学びになった」
「覚悟が決まった。受講者の方と中川さんとのやりとりも建設的なお話しをされていて大変勉強になりました」
「期限内に仮置きでもヴィジョンをつくることの重要性と、同じフェイズにいる参加者の皆さまとのネットワークが生まれること、ここに価値があると思う」
「他者のビジョンや壁打ちの様子を伺い知れる機会となった。また、それを自分ごとに転用できるケースがあるので非常に学びになった」
「覚悟が決まった。受講者の方と中川さんとのやりとりも建設的なお話しをされていて大変勉強になりました」
「期限内に仮置きでもヴィジョンをつくることの重要性と、同じフェイズにいる参加者の皆さまとのネットワークが生まれること、ここに価値があると思う」
最後に、受講生の方々にも講座の最終回でお伝えしましたが、ビジョンはすぐに決まるようなものではありません。中川政七商店でも、中川政七がビジョンを検討し始めてから現在の「日本の工芸を元気にする!」に至るまで、数年かかりました。
またビジョンは、なくても事業が立ち行かなくなるものではありません。ビジョンがなくとも経営が成り立っている企業はたくさんあります。
しかしビジョンがあることにより、組織がまとまったり、経営判断がしやすくなったりと、経営者自身が助けられる場面があるのは中川政七自身が何より実感してきたことです。
この講座が、経営者の皆さんがより良い経営をする一助になっていれば幸いです。
今後も中川政七商店では各論講座を展開していく予定ですので、皆さまのご参加をお待ちしております。
またビジョンは、なくても事業が立ち行かなくなるものではありません。ビジョンがなくとも経営が成り立っている企業はたくさんあります。
しかしビジョンがあることにより、組織がまとまったり、経営判断がしやすくなったりと、経営者自身が助けられる場面があるのは中川政七自身が何より実感してきたことです。
この講座が、経営者の皆さんがより良い経営をする一助になっていれば幸いです。
今後も中川政七商店では各論講座を展開していく予定ですので、皆さまのご参加をお待ちしております。