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すするか、すすらんか。#03

大学内で経営する店舗「近大をすすらんか。」オープン。若者に多様な選択肢を示してゆく

GROWTH
2021.12.03
2020年10月、コロナ禍で多くの学生が“普通の学生生活”をおくれず困惑するなか、この機会をチャンスと捉え、ならまちにラーメン店を開業した近畿大学3年生の西 奈槻さんと奥野 亮太郎さん。

最初こそ苦戦しましたが、中川政七商店によるコンサルティングを経て「日本の若者に“選択肢”を示す」というビジョンが定まってからというもの、これまで以上に勢いと情熱を持って邁進するようになりました。

そんな2人が開業から1年後の2021年10月に新たに挑戦したのは、現在も通う近畿大学に、自身2店舗目をオープンするということ。お店は大学名にちなみ「近大をすすらんか。」と名づけ、学内の食堂にある店舗を学生が運営する、全国的に見ても非常に稀な取り組みがスタートしました。

ならまちの店舗「すするか、すすらんか。」とはひと味もふた味も異なる困難に悩みながらも「毎日楽しい」と笑うのは、代表の西さん。彼らがここで目指すものは何なのでしょうか。コンサルティングから少し経った今の彼らを、インタビューさせてもらいました。
すするか、すすらんか。
近畿大学 農学部に通う3年生(2021年6月現在)の2人を中心に商う奈良のラーメン店。代表の西さんが大学内で料理の腕前が評判となっていた友人の奥野さんを誘い、2020年10月に「jinniyah/奈KAMA」を開業。N.PARK PROJECTのコンサルティングを経て、2021年6月より「すするか、すすらんか。」としてリニューアルオープン。看板商品は旨辛味の「麻婆豆腐ラーメン」。写真左が店主の西さん、右が料理長の奥野さん。

様々な取り組みは全て、日本の若者に“選択肢”を示すため

2021年5月に中川政七商店の経営コンサルティングを終え、6月にリニューアルオープンした「すするか、すすらんか。」。麻婆豆腐ラーメンという自慢のメニューはそのままに、最低限の経営知識や、お店運営の先に目指すビジョンの言語化を中心に、コンサルティングは進みました。

そうして決まったビジョンが「日本の若者に“選択肢”を示す」です。就職しても、進学しても、起業しても、どれにも当てはまらない道を選んでもいい。でもその選択は、自分にある選択肢の可能性をしっかり知ったうえで、進みたい道を選んで欲しいという、彼らの想いが詰まった言葉をそう表現しました。

これまでも元気とやる気に溢れ、楽しそうに店舗経営に勤しんでいた2人でしたが、ビジョンが決まってからは破竹の勢い。わずか4か月間で、奈良健康ランドへの1日出店や、期間限定で学生がならまちに間借り店舗をオープンする「奈良って鹿と大仏だけとは言わせへんプロジェクト」の主導、学生たちを集めた就職討論会「就職するか、しやんか。」など、若者に選択肢を示すための企画を次々と実施しています。

現在は2022年3月に開催を予定する「食のミチプロジェクト」を進行中。こちらは、関西の飲食店と学生を結び付け、店舗運営やイベント企画を学生が学び、実践できる取り組みです。
NAKAGAWA’s eye
ビジョンができたところで何が変わるのか?と思われるかもしれませんが、これが大きく変わるのです。
感覚的にお伝えすると、運転初心者は溝にタイヤを落とさないよう近くばかり見てしまうけど、運転慣れしている人はカーブの出口、つまり遠くのほうを見て運転している。その違いです。
どちらの運転のほうがスムーズかは自明です。
このように店舗運営だけにとどまらず多方面で活躍する西さん、奥野さんですが、彼らの挑戦はこれだけではありません。ならまちの店舗をオープンしてから1年にあたる10月4日、2人は近畿大学の東大阪キャンパス内に、2店舗目となるラーメン店「近大をすすらんか。」を新たに始動させたのです。

近大生が経営・運営する店舗「近大をすすらんか。」

「近大をすすらんか。」は、近畿大学が立ち上げた「KINDAI Ramen Venture」という試みにより、運営を任された店舗です。KINDAI Ramen Ventureとは、起業家育成に注力する近畿大学が学生の起業を支援する仕組みとして企画した、学生が構内の店舗を経営するプロジェクト。その第1号店として開いたのが同店というわけです。

学生は実践的な飲食店経営を学ぶことで、卒業後の事業展開や新たな起業を目指すきっかけに。もちろん、経営者もスタッフも基本的には全員が近畿大学生です。

店舗は1年ごとに選考を経て交代。また四半期ごとに決算を行い2期連続で赤字となると強制的に撤退(※)など、学内での取り組みと言えど、実際のビジネスに限りなく近い条件で経験を積めるようなルールも調整されているそう。なお、出店できる業態は学生の人気メニューであるラーメン店に限定されます。

※学生の金銭的負担が膨らまないようにという配慮もあります
記念すべき本取り組みの1号目となった「近大をすすらんか。」ですが、何も前例がないからこそ、予想していなかったトラブルや課題もたくさん。

街中から少し離れた場所にあるならまちの店舗とは違い、お客さんとなる学生は目の前に大勢いる好条件ではありますが、講義の合間にしか学生は来店しないため、ピークタイムはお昼の12時~13時のみ。1店舗目とは異なる条件も多くあるため、思い通りの経営とはとてもいきません。

しかし「スタートしてみてどうですか?」と水を向けると、西さんは笑顔で「大変ですけど、毎日楽しいです」と答えてくれました。

近畿大学側へメールを送ったところから、店舗の計画は始まった

学生がリスクを抑えて起業に挑戦できるという、とても面白いアイデアである KINDAI Ramen Venture ですが、実はこの企画自体、近畿大学と西さん奥野さんが共同で考えたものだそう。

はじまりは中川政七商店のコンサルティングが進行していた、2021年の4月頃。コンサルティングとは全く別の文脈で、西さんが近畿大学の広報を統括している経営戦略本部長の世耕石弘さんへ連絡をとったことだと振り返ります。

「はじめは、連絡したら何かできるやろと思って(笑)。世耕さんが(前例のないチャレンジも厭わない)面白い人っていうのは知ってましたし、何か言ったら、何かさせてもらえるかなと思ったくらいの気持ちでした。今の形は特にイメージしていませんでしたね」(西さん)
一方、その連絡を受けた世耕さんに当時どう思っていたのかと問いかけてみると、「待ってました! という感じです」との回答が。

「テレビで近畿大学の学生が面白いことをしてるっていうのを見て、彼らのことは知ってました。コロナ禍なので、大学側が伝えている自宅待機のルールからは逸脱しているかもしれないですけど、『時間があるからラーメン屋やろう』っていう発想はすごいなと思ってたんですよ。ただその時点では、大学としては彼らのプロジェクトにはあまり関わっておらずに終わっていまして。

そしたらFacebookで西君から連絡が来て。僕からしたら『キター!』みたいな感じです(笑)。『テレビでも見てるんで、もうぜひ会いましょう』みたいな話で始まりましたね」(世耕さん)
近畿大学 経営戦略本部長 世耕石弘さん
その後「大学内でラーメンを振るまう機会を持ってみたい」という西さんの構想は、オープンキャンパスでの出店を経て、2021年10月に「近大をすすらんか。」として本格的に実現。

日本ではほとんど前例のない、大学内に学生経営の店舗をオープンするという試みですが、近畿大学との検討自体は意外とスムーズに進んだといいます。それには数年前に世耕さんが海外の大学を視察に行った際、学生に店舗経営を任せる取り組みを目の当たりにし、そこに面白さを覚えていた過去も手伝ったそうです。

「西君たちが声をかけてくれたタイミングで、ちょうど居抜きで貸せそうな場所も空いていたんですよね。それで『いっぺん、学生にやらしてやってくれへんか』って話を、職員や教員向けにしたんです。そしたら意外とみんな反応がよくって。『食中毒出したらどうする』とか『授業ちゃんと出られるんか』とか、普通は反対しそうなものですけど。それで、西君に『企画として持ってきて』って伝えて、今に至りますね」(世耕さん)

4月に近畿大学側にアプローチし、本格的に始動したのは6月頃。近畿大学側の要望を踏まえつつ、西さん奥野さんが具体の企画に落とし込んでいきました。その時に大事にしたのは、コンサルティングで決めた「日本の若者に“選択肢”を示す」というビジョンです。
「近畿大学さんへ提出した最初の企画書には、(まだビジョンが決まっていないため)ビジョンなんか書いてなくて。6月頃、ビジョンが決まってからは『僕らのビジョンが、日本の若者に“選択肢”を示すなんで、お店の代表が毎年代わって店をやっていって、そこで近大生を雇っていく仕立てにしたいです』という話ができるようになりました。僕らのビジョンがこれなんで、僕らはこれをやる理由があるんですって言えるようになったんですよ」(西さん)
NAKAGAWA’s eye
まさにここがビジョンの真骨頂!
それをなぜやるのかがビジョンから説明できるのです。
そしてその裏返しは「ビジョンに繋がらないことはやらない」であり、やらないことを決めることはつまり経営「戦略」なのです。
「もともと4月は何かしたいっていう会話だけだったんで、そのままだと、ただお店をやるだけになってしまいそうでした。今、年間で10万食を売り上げるという目標を立ててるんですけど、それも10万人の学生にラーメンを届けることで、若者に選択肢を示すことになるよねって考えて決めたものです。ただ単に売上目標を置くのではなく」(西さん)
店内の見える場所でカウントダウンをし、スタッフと空気を盛り上げる
オープン早々に数々の有名人も来店
そうしてプロジェクトの始動と、初代として「近大をすすらんか。」が入ることが決まってからは、メニュー開発に明け暮れます。サポートに入ってくれたのは、近畿大学卒業生の大西益央さん。現在はボストンで超人気ラーメン店「TSURUMEN DAVIS」を経営される、大先輩です。大西さんとの縁は、近畿大学が紡いでくれたもの。ボストンと遠隔でのやり取りではありましたが、味の相談から経営の相談まで打ち合わせを繰り返し、何とかオープンにこぎつけました。

「ならまちの店舗で出している麻婆豆腐ラーメンを提供するという手もありましたが、シンプルにそれじゃあ面白くないので、一からメニューを開発しました。試作の量はもう、えぐいですね(笑)。1店舗目のときよりも、全然たくさん試作してます。

今の味に決まったのは関係者向け内覧会の前々日くらいなんですよ。1週間前くらいまでは全く違う味で。何かインパクトがないなぁって、もうずっと迷ってて。自分が『これほんまにウマイな』と自信を持てる味を採用しようと思ってたので、そこの最終判断にはやっぱり緊張感がありました。だからオープン前は本当に寝てないですね。奥野はずっとラーメン作ってるし、僕はその試食と、料理以外にも内覧会向けの広報対応とか、やることがいっぱいあったんで。

それで前々日に味が決まって、そこから『じゃあこの味を100食出すにはどうするんや』みたいな検討が始まって。大変でしたけど、でもこの悩んでるときが一番楽しかったですね」
NAKAGAWA’s eye
考えることが好き、問題解決をするのが好き。経営者の大切な適性の一つだと思います。
見た感じそんなに考えているようには見えませんが、、笑
全体を引っ張る熱い西さんと、料理長を務める職人肌の奥野さんはとてもいいバランス

近大をすすらんか。が目指すもの

そうして、スープのコクとたっぷり入った野菜が特長の「初代近大ラーメン」と、ジャンクな食べ応えが嬉しい「近大まぜそば」を看板メニューに、2021年10月4日に「近大をすすらんか。」がその一歩を踏み出しました。
初代近大ラーメン
近大まぜそば
オープン直後から関西圏のテレビや新聞、WEBニュースにひっきりなしに取り上げられるなど、かなりの注目を集めた同店。肝心の客入りも初日から長蛇の列で、オープン後1か月経った11月上旬の本記事取材時も、11時の開店前からお店の前で学生が開店を待つなど盛況ぶりは健在です。

また彼らの取り組みに心を踊らせているのは、お客さんである学生だけではありません。

店舗で働く学生に話を聞くと、「もともと奥野君と知り合いで、この企画自体が楽しそうだなと思ったので働きはじめました。同年代だけで経営していくので、自分の行動ひとつでお店が変わっていって、今までのバイトと重みが違うところに面白さを感じてます」(近畿大学法学部 3年生 杉林凌介さん)とのこと。

「近大をすすらんか。」がオープンしたことで、学生が挑戦できる機会の提供にも確かになっているようです。
一方、大学側でも思わぬ良い影響があったといいます。

「職員の中途採用の面接をしているなかで、面接に来た方に本学の気になるニュースを質問すると、ほぼ全員が『近大をすすらんか。』って言うんですよ。学生を応援する大学の姿勢にとても感銘を受けたって言ってもらえて。もちろん学生さんに喜んでほしかったり、起業家精神を養いたかったりで始めた企画ですけど、こういう影響があるのは嬉しいですね」(世耕さん)
NAKAGAWA’s eye
近畿大学は「近大マグロ」を筆頭に、面白広告など既存の大学とは違う存在感を放っています。
いまだ受験生やその親御さんにとっては偏差値が最重要の大学選択基準なのかもしれませんが、その価値観も今まさに変わろうとしている時期なのだと思います。
とはいえ、良いことばかりではありません。オープンから1か月と少し。オープン前はメニュー開発に苦戦しましたが、オープン後もいろいろと課題は尽きないと西さんは話します。

経営面で最も難しいと感じているのは、アルバイトの教育について。近大生を中心に15人ほどアルバイトがいるため、小規模な奈良の店舗と違って人件費も時間も必要です。仕事を覚えるにはシフトにたくさん入ってもらう必要があるものの、そうすると人件費もかかってくる。そのあたりの試行錯誤は、今も続いているようです。
ならまちと近畿大学の2店舗のスタッフはもちろん、他のプロジェクトでも多くの若者と接する機会の多い西さん。「人との関わりのなかで心がけていることは?」と問うと、「人を否定しないこと」だと話してくれました。

「その案いいよね、悪いよねでは、まず判断しないようにしていますね。僕の価値観では良くても、相手にとってはそうじゃないこともあると思っているので、初対面の人とか、巻き込んでいく学生に対してのコミュニケーションでは気を付けてます。僕は選択肢を示す側で、選択肢の良し悪しを判断する人ではないと思ってて。

逆に一緒にやってる奥野とかは、ビジョンが決まっててその価値観で動いてるんで、そこには良い悪いは伝えます」(西さん)
NAKAGAWA’s eye
大人ですね、素晴らしい!
価値観に優劣はなく、違いがあるだけです。
一方で同じ船に乗る仲間には一定の価値観の共有が大切です。それがないと船がなかなか前に進まない。
ビジョン実現のために自分はどう在るべきか。若者との接し方一つとっても、西さんはビジョンを丁寧に解釈し、在り方を考えているのです。
持前のアイデア力でこれまでも多くの機会を創り出してきた西さんには、「近大をすすらんか。」を使って新たに考えていることがあります。現在取り組んでいるのは、食品メーカーの提供商品を使ったメニューを学生に無料で振るまい、その食事時間を同企業の説明会にするプロジェクト。

これもまた日本の若者に選択肢を示せるからとスタートしたものだそうで、とある食品メーカーとは共同での商品開発も動いており、そこに学生をプロジェクトメンバーとして巻き込む構想もあるのだといいます。

「『1つの事業や企画に集中しないの?』みたいなことも言われるんですけど、僕、今でももっと色々やりたくてムズムズしてるんですよ(笑)。このお店やならまちの店舗のことは、もちろん考えていかないとダメなんですけど、そこだけに時間を費やしている暇はないというか。ビジョン達成に向けて、もっといろんな可能性を広げて、スピード感を上げていくのが僕の仕事だと思ってるので。

中川(政七)さんには、今でも迷ったらすぐに相談させてもらってます。僕はあんまり構造的に考えるのがうまくないので、とりあえず面白そうなことは全部やっちゃうんですけど、そのアプローチが数字面ではどうなのかとか、将来にどう繋がるのかとか、そこを考えやってアドバイスをもらってます」(西さん)
西さんに取材を繰り返すうちに気付いた魅力があります。愚痴を言わない、巻き込む人への敬意を忘れない、前を向く、しんどいことほど楽しいと言う。普通なら学生のうちにここまで注目を浴びると驕る気持ちも増えそうですが、いつだって彼らは彼らのペース。“誰か”の評価は気にしていません。

西さん奥野さんの2人にとって、成長痛は必要な痛み。その先にどんな世界が見えるのか、挑戦の分だけ困難も待ち受けているものの、わくわくする期待のほうが大きいようでした。一つひとつの小さな一歩が、いつか大きな可能性になることを信じて。そうやって、彼らの提供する選択肢はこの先、若者の光になっていくのでしょう。
NAKAGAWA’s eye
先日西さんと会った時に「さすがに忙しそうだね」と声をかけると「全然暇です!」と返事が返ってきました。笑
実際、問題はたくさんあるのだと思いますが、彼のなかではすでに解決策が見えていて、気持ちはその先に向かいつつあるのだと思います。
僕らの想像を超える展開を見せてくれるのを楽しみにしています!

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INFO

近大をすすらんか。

・住所:大阪府東大阪市新庄小阪5-86 1F blossom cafe
・営業時間:平日11時〜15時
・休み:土曜日 / 日曜日

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文:谷尻純子 写真:奥山晴日

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